Sphinx-2.0 とドキュメントの未来

By Takeshi KOMIYA

Elevator Pitch

SphinxはPythonの公式リファレンス用のツールとして生まれました。最初のリリースから10年が経過したいま、Sphinxは2.0のリリースに向けて開発が進められています。このトークでは、来年のリリースが予定されているSphinx2.0ではどこが変わり、何ができるようになるのかを紹介します。 また、Sphinx2.0以降で開発が予定されている機能など、将来像についてもお話します。

Description

SphinxはPythonの公式リファレンスやDjangoのドキュメントをはじめとして、数多くのPython製ライブラリやツールのドキュメントで使われています。また、最近ではLinuxカーネルなどにも利用されており、Pythonに限らず幅広く使われています。

そのSphinxはもともとPythonの公式リファレンス用のドキュメンテーションツールとして2008年に生まれました。最初のリリースから10年が経過したいま、Sphinxは2.0のリリースに向けて開発が進められています。このトークでは、以下の内容について紹介します。

  • Sphinxとはなにか
  • Sphinxの歴史
  • Sphinx2.0の新機能
  • Sphinxの将来像

Notes

SphinxはPythonの公式リファレンスやDjangoのドキュメントをはじめとして、数多くのPython製ライブラリやツールのドキュメントで使われています。また、最近ではLinuxカーネルなどにも利用されており、Pythonに限らず幅広く使われています。

発表者はSphinxプロジェクトのメインコミッタのひとりです。Sphinx-1.5以降の開発をリードしてきました。 Sphinxの開発プランを検討する立場にあり、バージョン2.0のリリースに向けて作業を進めています。